このフード・レポートの内容は:

VOLUME 8
第7号


2017年7月 1日

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Hello Everyone,

遅くなりましたが、米国では7月4日は独立記念日の祝日でした。皆さん、のんびりとお休みを楽しまれたことと存じます。

この祝日が終わったことで、夏が公式にやってきたという感じがします。ワシントン州とオレゴン州の東部では、気温がぐんぐん上がり始めました。この先10日間の予報では、一部の地域で37~40℃に達するとされています。そこまで上がるかどうかは別にしても、なにしろ暑いことには変わりありません。この暑気のため、グリーンピースはシーズンがスピードアップして、収穫が早めに終わる見通しになりました。ヨーロッパも雨不足で困難なシーズンとなっていて、グリーンピースの収穫量が減ると伝えられています(詳細は「クロップニュース」のセクションをご覧ください)。

また、外国から輸入される商品穀物のオーガニック表示をめぐる興味深い記事を見つけました。外国サプライヤー認証制度の講習会に出席してきたばかりだったこともあり、とてもタイミングの良い記事でした。Noon Internationalでは、2018年3月のコンプライアンス期日を目指すため、まもなく外国サプライヤー認証制度を導入する予定です。

それと、今月はこの場を借りて、私たちのチームに新しく入った2人のメンバーをご紹介させていただきます。ライアン・アボットとリア・トンプソンです。ライアンは、生まれも育ちもオレゴン州で、オレゴン大学を卒業しました。今はシアトルのクイーンアン地区に住んでいます。Noonでは事業開発チームの一員となります。リアは日本で生まれましたが、基本的には米国育ちです。ワシントン州立大学を卒業して、やはりシアトルのクイーンアン地区に住んでいます。Noonではカスタマーサービスとセールスアシスタントの役目を務めます。チーム一同、ライアンとリアの活躍に期待しています!また、下の写真に見慣れない顔が入っているのにお気付きかもしれません。これは、弊社の凄腕プログラマーでテクノロジー担当のマイケル・ヤスタケです。マイケルは8月にカリフォルニアからシアトルに引っ越して、シアトル・シーホークスのファンになる予定です。


Chiaki, Yoko, Ryan, Betty, Jose, Lia, and Michael

最後になりましたが、もうひとつ重要な点として、ホセ・カスティヨが麗しのシアトルに引っ越してきます。新社長のホセはここしばらくカリフォルニアとシアトルを行ったり来たりしていましたが、今月、正式に引っ越すことになりました。奥様のカルメンと2人の娘さんと一緒に、ベルビュー市に住みます。ホセ、カルメン、ダニエラ、エリサの4人は、西海岸を北上するドライブ旅行をしながら、数日中に到着の予定です。シアトルへようこそ! 11月からに備えてレインジャケットを持って来てくださいね!

Betty Johnson and the Noon International Team


CropVeggies アメリカ合衆国

北西部でグリーンピースの収穫が行われています。涼しく雨の多い春だったため、一部の加工業者で植え付けに遅れが出ました。初期の収穫は芳しくありませんでしたが、その後は持ち直しています。気温が上がったため、すべての畑が一斉に収穫期を迎えるかもしれません。北西部のグリーンピースの収穫は、7月末までに終了するでしょう。ただし、向こう10日間の天気予報によると、オレゴン州とワシントン州の東部の一部地域では気温が華氏90度から100度以上(32℃から37℃以上)になるとのことなので、グリーンピースのシーズンが早めに終了する可能性もあります。

中西部のグリーンピースも収穫が進められています。雨が多く涼しい天候が続いたため、収穫量はまちまちだと伝えられています。一部地域では最近になって気温が上がり、成長が早まりましたが、今後の予報は涼しくなるとのことなので、また遅れる可能性があります。中西部のグリーンピースの収穫も、7月末までには終了する見通しです。

スイートコーンは、北西部ではおおむね植え付けが終了しました。1、2社の加工業者では、二毛作の影響で、予定しているトウモロコシの植え付けをすべてあきらめることになるかもしれません。グリーンピースの収穫がずれ込んだため、トウモロコシの植え付けの時期を逃す可能性があるためです。通常、トウモロコシの植え付けは、7月10日までに終了します。

中西部のスイートコーンは、85%が植え付けられました。昨年のペースに比べると10%の遅れですが、これは春の気温が非常に低く、雨が多かったためです。一部の畑では、今も土壌の水分が高すぎる状態が続いているそうです。収穫は7月末に始まる見通しで、早い畑ではすでに穂が見えています。

コロンビア盆地のジャガイモは、芽が出ています。コロンビア盆地は最近気温が上がり、今後も暑さが続くという予報のため、収穫量と品質に影響する可能性がありますが、現時点ではまだ分かりません。初の収穫は7月20日前後になると見られていて、昨シーズンのジャガイモの収穫と比べると約2週間の遅れです。

北西部のベリー類の収穫は、例年並みか、やや遅れ気味です。ラズベリーは今週から開始です。北西部のラズベリーは、雨が多く寒かった冬のせいで昨シーズンよりも収穫量が約20%減少すると見られています。ブルーベリーの収穫は、8月初旬ごろに始まる予定で、昨シーズンに比べて微増となる見込みです。

チェリーの収穫は、ワシントン州、オレゴン州、ミシガン州で今月中に始まります。3地域とも、良い収穫が見込まれています。

カリフォルニア州のアプリコットは、シーズンが終了しました。モモは今週から、洋ナシは7月末に生産開始です。

メキシコ:北部の高地では、カリフラワーブロッコリーの収穫が始まりました。これにはオーガニックも含まれています。今のところ天候に恵まれていて、質の良い作物が十分に収穫されています。

グアテマラ:ブロッコリーの生産が始まりました。今シーズンは天候に恵まれ、質・量ともに非常に良い状況です。

ヨーロッパ:ヨーロッパは、またも困難な野菜のシーズンとなりそうです。全体としてヨーロッパの野菜の主な産地は、春から初夏にかけて非常に高温で雨の少ない天候が続きました。この乾燥と高温により、すべての作物に影響が及びました。これにはグリーンピースも含まれ、ベルギーではグリーンピースの収穫量が25%減となる可能性があるとされています。過去50年以上で最も雨の少ない春だったそうです。さらに、以前にもお伝えしたとおり、セルビア、ハンガリー、イタリアなど多くの地域で4月になっても夜間に霜が降りたため、果物にも影響が及ぶでしょう。

中国:

ほとんどの地域で気温が上昇していて、浙江省と福建省は雨期に入りました。山東省も暑くなっていて、今月は雨が少なくなるでしょう。

山東省:サヤインゲンのシーズンが終了しました。質・量ともに良好で、価格は昨シーズンよりも低めです。エダマメムキマメは、今月から開始です。タマネギは生産が始まっています。収穫量が増えたうえに需要が縮小気味のため、中国産タマネギの輸出価格が下がりました。

浙江省スナップエンドウサヤエンドウの収穫は終了しました。シーズン半ばに収穫量が減少し、品質も下がりました。期待されたシーズンとはならず、価格は上がっています。
エダマメムキマメは生産が進行中です。収穫の状況は良好で、これまでのところ問題は見られません。ナスの収穫も行われていて、良質な作物が十分に見込まれています。

そのチキン、本当にオーガニック?

自分の食べている食品が本当にオーガニックだと確信できますか? 最近の不祥事で、オーガニック食品を買う前に考えてしまうようになったという人もいるかもしれません。外国産だけでなく、米国産の食品にも、これが当てはまります。

昨年終わりにウクライナからトルコを経てカリフォルニア州へと出荷された数百万ポンドという飼料用大豆と飼料用トウモロコシが、どこかの時点でオーガニックのラベルを付けられていたにもかかわらず、実際には米国のオーガニック基準に適合しない農薬で処理されていたことが、このほど明らかになりました。

この大豆はウクライナ産でしたが、トルコ経由で米国に輸入されました。トルコは米国にオーガニック穀物を輸出している最大輸出国のひとつです。ワシントン・ポスト紙の記事によると、偽のオーガニックラベルが貼られたトルコからの輸入品は、これを含めて3件ありました。いずれも飼料用の穀物で、オーガニックの牛乳、卵、鶏肉、牛肉を生産する米国のオーガニック食品業界に消費される予定でした。家畜の飼料がオーガニックでなければ、その製品である鶏肉や卵は本当にオーガニックだと言えるのでしょうか。

この大豆とトウモロコシを出荷したウクライナの会社は、オーガニック穀物は扱っておらず、通常穀物の価格で販売していました。また、保健証明書によると、製品をリン化アルミニウムで燻蒸消毒していましたが、これは米国では認められていない方法でした。しかし、これらの穀物が米国の港に到着するまでに、オーガニックのラベルが貼られていたのです。偽ラベルの大豆だけでも、その販売価格は約400万ドル高くなっていたことから、偽のオーガニックラベルを貼ることに大きな経済的動機があることがうかがえます。

トルコからのオーガニックトウモロコシの出荷量は、2014年から2016年の間に1万5,000トンから39万9,000トンに増加しました。オーガニック大豆の出荷量は、1万4,000トンから16万5,000トンの増加を示しています。通常栽培からオーガニック栽培に移行するには3年かかることを考えると、この数値もやや不可思議です。

米国では、飼料は輸入業者によって輸入された後、さまざまな仲介業者に販売され、その仲介業者からオーガニックの食肉や乳製品を生産する大手企業に販売されます。

私たちが米国で購入する米国産オーガニック食品のほとんどは、安全で正しいラベル表示が施されていますが、オーガニック穀物のような商品作物は、半分以上が外国からの輸入品です。この問題が明るみに出る前に、偽ラベルのオーガニック大豆は、3,600万ポンド(約1万6,300トン)のうち2,100万ポンド(約9,500トン)がすでに米国内で販売済みでした。食品のサプライチェーンは非常に複雑なため、私たちの食べる食品が最終的に本当にオーガニックなのかに疑問をもたらします。



MINDダイエット

食生活と運動を通じて体を健康に保つ方法は、実にたくさん存在します。でも、脳の健康を保つ方法はどうなのでしょうか? 頭をよぎることはあまりないかもしれませんが、食生活は、脳の機能に大きく影響する可能性があります。

そこで注目されるのが、MINDダイエットです。MINDダイエットとは、ラッシュ大学病院の栄養疫学者が考案した、脳の健康をサポートするための食生活の新しいガイドラインです。DASHと呼ばれる食生活のアプローチと地中海式のアプローチを組み合わせ、脳の機能にとって最も良い食品を含めることで、頭の健康を保つために開発されました。新しいガイドラインであり、さらなる研究が必要なことは否めませんが、初期の研究では、高齢になってからアルツハイマー病を発症するかどうかに食べ物が影響し得るとする結果が出ています。

MINDダイエットは、脳の機能を強化するとされる食品に重点を置いています。それらは緑葉野菜、ナッツ類、ベリー類、豆類、穀物、魚、鶏肉、オリーブオイル、ワイン(ほどほどの量)です。同時に、赤身の肉、ほとんどの乳製品、菓子パンやケーキなどのスイーツ、あらゆる揚げ物、それに「ファーストフード」と呼ぶことのできるものはすべて避けるべきとしています。この食生活のガイドラインは、健康に良い脂肪とタンパク質を豊富に含んだ軽食と食事を提案し(肉系の食事を減らすなど)、特に野菜と果物(主にラズベリーやブルーベリーなどのベリー類)を重視しています。

この食生活の考案者であるマーサ・クレア・モリス氏が手がけた研究ほか、これまでに行われた初期の研究では、上記のような食品を多く食べる食生活を厳密に実践しなくても、適度に実践するだけで、アルツハイマー病の発症リスクが35%低下すると示唆されました。この食生活は、他の食生活ほど難しくありません。避けるべき食品も、少量であれば食べることができ、1日のカロリー摂取量には制限がありません。また、自分のニーズに合わせてカスタマイズすることも可能です。脳のほかにどんな健康メリットを達成したいかを考えて、MINDダイエットを基本に自分なりの食生活を完成させることができます。脳の喜ぶ食生活が実現するでしょう!


FDA、新ラベル規則の順守期限を延長

6月13日、米国食品医薬品局(FDA)は、栄養表示ラベルの最終規則に関する順守期限を延長する意向を発表しました。延長の詳細は追って発表される予定です。

もともとこの規則は、売上高1,000万ドル以上の大手企業は2018年7月までに、それ以外の企業は1年後までに順守することが義務付けられていましたが、その期日が先送りされます。食品業界からのフィードバックを受けた後、順守の延長が決まりました。1食分の分量と栄養ラベルの新しい規則に対応し、また必要なトレーニングを施すための時間を十分に取るためです。

このラベル表示に関する新しい要件の導入は、1994年に食品ラベル表示が義務付けられて以来、初めての大型改革です。メーカーが非現実的で曖昧な基準を設定するのではなく、実際に消費者が食品をどのように食べているかに即したラベルとすることが、この改革の狙いです。

その一環として、1食分の分量が消費の現実を反映した量になり、実際以上に栄養価があるように見えるラベルではなくなります。栄養表示のラベルには、カロリーを今までよりも目立つように表示して、1食分だけでなくパッケージ全体の栄養情報も2列目に示すようになります。さらに、添加された糖類のほか、ビタミンDとカリウムの含有量も、ラベルに記載されます。






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