このフード・レポートの内容は:

VOLUME 8
第12号


2017年12月 1日

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Hello Everyone,

サンクスギビング(感謝祭)が来て、去っていきました。クリスマスと新年が近づいています! 本当に時間が飛ぶように過ぎていきますが、皆様には「休閑期」のホリデーシーズンを楽しまれる時間があるといいなぁと思います。

昨年のこの時期に、若い世代が野菜や果物を食べるようになっていて、私たちの業界の展望が明るいと書いたのを覚えています。今年は、トウモロコシ、ブロッコリー、カリフラワーなど最も人気の野菜の多くで、低在庫に苦しみました。トウモロコシ市場は、間違いなく品薄になる見通しです。メキシコでは寒気が舞い込み、一部で霜もあったため、ブロッコリーとカリフラワーの最新の収穫分に遅れと減少が生じました(以下の「クロップニュース」のセクションをご覧ください)。1月以降は状況が改善し、在庫レベルも回復することが願われますが、メキシコのサプライヤーとそのバイヤーにとっては、この1年にわたって悪戦苦闘が続いており、今しばらくは厳しい状況が続く見通しです。自然の力には抗えません。最善を尽くして計画しても、すべてが無に帰すこともあるものです。

今月はNoon Internationalにとってまたも忙しい1カ月になるでしょう。毎年恒例のクリスマスランチや出張のスケジュールが目白押しです。とはいえ、お客様とサプライヤーの皆様に楽しいホリデーシーズンが訪れるよう祈る気持ちは忘れていません。皆様の変わらぬご厚情に心からお礼を申しあげます。

それでは記事をお楽しみください。

Betty and The Noon International Team




CropVeggies アメリカ合衆国

スイートコーンの収穫は、北西部中西部の両方で終了しました。どちらの地域も今シーズンはお天気に恵まれず、現時点で入っている情報によると、トウモロコシ市場は品薄になる見通しです。予算どおりの収穫ができなかったサプライヤーもありました。まだ受注が確定していないのであれば、おそらく今年はスポット買いは非常に難しいでしょう。

コロンビア盆地のジャガイモの収穫は、昨シーズンよりも改善したと伝えられていますが、ばらつきがあります。ジャガイモは現在、貯蔵が進められていて、収穫分の加工はほぼ完了しています。固体比重は平均を上回っているとのことで、これが回収率を支えています。コロンビア盆地では、すでに2018年のジャガイモのシーズンに向けた契約交渉が始まっています。北西部は生産能力が拡大しているため、契約量も増える可能性があり、生産者価格はこれまでのシーズンよりわずかに高くなる見通しです。
秋作のジャガイモは現在収穫中で、収穫量は昨年より少なくなると伝えられています。春の天候のせいで植え付けが遅れたため、アイダホ州、ワシントン州、オレゴン州のすべてで今シーズンは収穫が減るでしょう。

メイン州の天然ブルーベリーの今シーズンの収穫は、過去4年で初めて1億ポンド(約4万5,400トン)を下回りました。現時点で6,500万ポンド(約2万9,500トン)とされています。

メキシコ:この夏のメキシコのブロッコリーの生産量は、期待を下回りました。ここ数カ月間、生鮮市場に回るものが増えていて、業界に逆風をもたらしています。カリフォルニア州が季節外れの暑さに見舞われたことから、生鮮市場向けブロッコリーを求めるサプライヤーがメキシコからの買い付けに走り、この結果、冷凍市場向けの商品が品薄になりました。加えて、メキシコはこの夏、例年以上に気温も湿度も高かったため、品質の良い原材料が減り、供給にさらに影響しました。メキシコの加工業者は、事業計画を維持するため約30%割高の原材料価格を提示しています。年末のホリデーシーズンに生産の最盛期をぶつけるため、ブロッコリーとカリフラワーの植え付けが大車輪で行われましたが、サンクスギビングの週末に寒気団が入り込んだため、生育と収穫が大幅に遅れました。そもそも在庫がないことから、すべてのバイヤーへの出荷に多くの遅れが生じています。メキシコでは、今後のために在庫を建て直すべく、あらためて多くの植え付けが行われています。
グアテマラ:9月と10月の大雨でブロッコリーの収穫に影響が及び、収穫量が減りました。現在、グアテマラから入ってくるブロッコリーはきわめて少量です。現時点で天候は例年よりも寒く、一部の地域では霜の被害もありました。とはいえ、1月収穫予定の畑は非常に良い状態ですので、1月半ばにはブロッコリーの収穫量が増え、状況が改善するでしょう。

ヨーロッパ:ポーランド北部は、今シーズンのトウモロコシの収穫が約30~40%減になるとされています。気温が上がらず雨も多かったため、不作になっています。また、ポーランドではラズベリーも苦戦しています。夏に雨が多く、気温が上がらなかったためです。ポーランド産ラズベリーは、ほぼ全滅となりました。

ハンガリーのジャガイモは、暑さと雨不足で影響を受けました。ハンガリーではトウモロコシが例年を10%下回ると予想されています。暑さに見舞われたうえ、夏のシーズンに作業が集中しすぎたためです。

スペインではブロッコリーの収穫が始まりましたが、この夏の収穫が暑さのために予算を下回り、国内需要も増えていることから、この地域のブロッコリー市場は品薄になるでしょう。ただし、冬のブロッコリーのシーズンは、昨年よりも有望です。

イタリアのキウイフルーツは、春の霜と夏の雨不足の影響を受けて、40%減となるでしょう。

チリ:チリではアスパラガスが残念な結果となりました。気温が上がらずシーズンの開始に遅れが出たことから、生産量が落ちました。ブルーベリーのシーズンは、北部で今も続いています。

ペルー:ペルー北部でマンゴーのシーズンが始まりました。春の気温が低めだったため、やや遅れてのスタートです。


ニュージーランド:ニュージーランドでは、グリーンピースのシーズンが進行中です。気温が例年よりも高く、ややばらつきのある状況です。このシーズンは12月末まで続くでしょう。

中国:

山東省:タロイモのシーズンが進行中です。豊作で質・量ともに良く、価格も安定しているとのことです。
ブロッコリーも収穫の真っただ中です。質・量ともに良くなると期待されています。ブロッコリーを注文するなら今が好期です。

浙江省: これまでのところ、この地域のブロッコリーカリフラワーは順調と見受けられます。収穫は今月から開始です。

レンコンは現在、収穫が行われています。作付面積が拡大し、天候にも恵まれたため、質・量ともに良好で、価格は安定しています。

シイタケは、作付面積が減ったため、収穫量が著しく下がっています。過去の収穫量に比べて3分の1といったところです。価格は昨シーズンよりも高くなっています。

スナップエンドウサヤエンドウは、きわめて低在庫です。

マンダリンオレンジは例年並みの収穫量ですが、湖北省や湖南省など他の地域では約40%減となっています。工場からの需要が大きいため、原材料価格が上がっています。今シーズンはマンダリンオレンジの値上がりが予想されます。

福建省:秋作のエダマメが収穫されています。需要拡大を受けて価格も上がっています。

シログワイのシーズンが始まりました。収穫早期に原材料の品質問題が一部で見られました。収穫が続けられるにつれ、この問題は改善するでしょう。国内外の両方から大きな需要があるため、今シーズンの原材料価格は15%以上高騰しています。輸送費、人件費、梱包資材費も上がっていますので、今シーズンはシログワイが値上がりする見通しです。


食品安全性規則の変更が小規模事業主にもたらす課題

食品安全近代化法(FSMA)は、2011年1月に制定されました。それから7年近くになりますが、小規模な事業主は今もこの法律のコンプライアンスを達成するのに苦労しています。

端的に言うと、FSMAは、食品のサプライチェーンを規制して食品の安全性を確立しようとする法律です。単純な目標に聞こえるかもしれませんが、大手企業はこの法律に準拠するため、社内に専門チームを設置し、そのための人員を雇い入れ、研修クラスを受講するなどして、コンプライアンスに必要な変更を導入しなければなりませんでした。

小規模な事業主にとって、新しく社員を雇ったり、既存の社員の職務を拡大したりするのは、金銭的に不可能なこともあります。食品業界は労働集約型の産業であるため、小規模な事業主の多くは、広範な社員研修の計画や実施はおろか、複雑な規制について学習する時間すらありません。また、FSMAの研修を受けたとしても、自社の業務の客観的な社内監査ができないかもしれません。

さらに、小規模な事業主は、FSMAの規制について正確な情報を得るのに苦心する可能性があります。多くの場合、小規模な事業主が利用できる信頼性の高い唯一の情報源は、州政府や連邦政府の検査官です。FSMAを扱っているコンサルタントは、不完全な情報や不正確な情報を提供することもあり、小規模な事業主に法律を守ろうという意図があっても、それが実現していないことがあります。


食品を輸入している場合は、外国産の食品にもFSMAの安全基準が適用されます。外国サプライヤー認証制度で要件が提供されていますが、その解釈が難しく、特に小規模な事業主にはサポートが必要です。

FSMAのコンプライアンスに際しては、技術活用が重要なカギを握ります。業務の流れと必要書類の取り扱い手順を整備し、外国のサプライヤーや他のさまざまな側面を管理するためです。 しかし、技術は高価なため、小規模な事業主の多くは、単純にその費用を捻出することができません。

こうした課題を受けて、一部の州ではFSMAの安価な研修を提供するようになりました。また、2017年8月には、米国食品医薬品局(FDA)が「Food Safety Plan Builder」というソフトウェアをリリースしました。現行のFSMAの規則がすべて盛り込まれていて、小規模な事業主のコンプライアンスの過程を支援するソフトウェアです。

全体として、FSMAのコンプライアンスは、すべての事業主に大きな課題をもたらします。が、特に小規模な事業主には、今後しばらくにわたる課題であり続けるでしょう。とはいえ、安価な研修とソフトウェアの導入により、コンプライアンスが今までよりは容易になる可能性があります。



冷凍の野菜と果物で栄養を摂ってゴミを減らそう!

世界各地のスーパーの冷凍食品売り場に山とあふれる野菜と果物は、新鮮で栄養価の高い食品だとうたわれています。でも、冷凍食品は、生鮮食品ほどヘルシーなのでしょうか?

いくつかの研究で、冷凍食品は場合によっては生鮮食品よりも栄養価が高いことが報告されています。冷凍市場向けの作物は、完熟したピークで収穫され、瞬間冷凍されています。これにより食品が保存され、栄養価を下げるプロセスのほとんどが排除されます。

ある研究では、3日間にわたって冷蔵された生鮮食品よりも冷凍食品のほうがおしなべて栄養価が高いことが分かりました。これは、冷凍ブルーベリーから冷凍ブロッコリーまで、あらゆるものに当てはまります。ブルーベリーとブロッコリーはいずれも、生鮮で販売されている商品よりも抗酸化物質を多く含んでいました。

また、生鮮ブロッコリーと冷凍ブロッコリーのビタミンC含有率を調べた研究では、1週間にわたる冷蔵で生鮮ブロッコリーのビタミンCの50%が失われてしまうのに対し、冷凍ブロッコリーは1年間にわたって保存してもビタミンCが10%しか失われないことが分かりました。これらの研究結果は、他の多くの研究結果とも整合しています。

冷凍食品には、栄養分を保存するだけでなく、食品ゴミを大幅に減らすメリットもあります。食べる前に傷んでしまいゴミにされる食品は全体の40%に上ることが、調査の結果で報告されています。生鮮の野菜と果物、そして魚介類は、特にゴミになる確率が大です。

一方、冷凍食品は、何カ月、場合によっては何年も安全で、栄養価を保ちます。この賞味期間の長さゆえに、買ったことを忘れてしまったり、夕食の献立に変更があったりしても、ゴミになることがありません。

これからは、冷凍食品と生鮮食品のどちらが良いかを聞かれたら、冷凍食品は一般家庭やレストランから出る食品ゴミを減らしてお金の無駄を防ぐうえ、多くの生鮮食品よりも栄養価が高いのだと答えるようにしましょう。




ワシントン州が栽培ブルーベリーの最大生産地

2017年の世界飢餓指数が発表され、世界の飢餓状況が2000年に比べて27%&ブルーベリーは、多くの人に親しまれる果物に成長しました。大切な栄養分と抗酸化物質をもたらし、低カロリーであることが好まれています。しかし、箱や袋に入れられてスーパーに送られる生鮮と冷凍のブルーベリーは、いったいどこから来ているのでしょうか。

米国はブルーベリーの最大生産国ですが、なかでも生産量の多いのがワシントン州です。2016年にワシントン州で生産された栽培ブルーベリーは1億2,000万ポンド(約5万4,400トン)に達しました。同州の生産量は2018年までに約20%伸びると予測されています。

ワシントン州には、全域にわたって計1万8,000エーカー(約73平方キロメートル)のブルーベリー畑があります。栽培ブルーベリーにとって理想的な気候であるのは西部の海沿いの地域ですが、東部でもブルーベリー畑が増えています。東部は乾燥した気候のため、害虫のリスクが低くなります。

収穫期は1年のうち5カ月にわたります。ブルーベリーの木は、実を摘んでもさらに実を付け続けるため、シーズン中に4回の収穫が行われます。

収穫されたブルーベリーのうち約半分は、そのままスーパーへ送られ、生鮮食品として販売されます。残りの半分は、他の形式に加工されます。乾燥してグラノラやスナック菓子に使われるものもあれば、パイのフィリング用に缶詰にされるものもあります。冷凍ブルーベリーは、スムージーやアイスクリームなどの用途に使われています。



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